頭部や顔、胸背部などの皮脂分泌の多いところにできる湿疹のことです。新生児や乳児の場合は、成長するにつれて自然とおさまってきます。一方、中高年の方が発症した場合は、慢性的に繰り返してしまう可能性があります。
治療は、皮膚の炎症をおさえるステロイドの塗り薬や、カビ(真菌)に効果のある抗真菌薬の塗り薬を使用して行います。
薬を使った治療の他に、日常生活や食生活の改善も大切なことです。
洗顔時には、皮脂や角質を丁寧に洗い流しましょう。また、過労やストレス、睡眠不足は症状を悪化させる原因となるので、規則正しい生活と十分な睡眠が必要です。
食生活では、ビタミンB群を多く含む食品(レバーやホウレン草、魚介類、豆、卵、牛乳など)を積極的に摂取しましょう。一方、皮脂の分泌を促進する食品(菓子類、ナッツ、コーヒー、アルコールなど)の摂りすぎには注意しましょう。